ポジティヴヘルスについて

ポジティヴヘルスで心の健康を知ろう Positive Health
新しい健康の概念「ポジティヴヘルス」とは?
ポジティヴヘルスとは、ただ病気を治すことだけでなく、心と体が元気で幸せであることを大切にする考え方です。
つまり、「元気で楽しく過ごせる状態」を目指す健康のことです。
例えば、毎日運動をしたり、友達と遊んだり、家族とおいしいものを食べたりすることで体も心も元気になれます。
「ポジティヴヘルス」は2011年、元家庭医のマフトルド・ヒューバー氏(オランダ)が提唱した健康の概念
「社会的・身体的・感情的問題に直面した時に適応し、本人主導で管理する能力としての健康」というコンセプト。健康という捉え方を、数字などで判断する“状態”から、自らの力で管理する“能力”へと考え方を変えていこうというもの。

ポジティヴヘルスを構成するもの
ポジティヴヘルス(Positive Health)は、単に病気がない状態を指すのではなく、健康を積極的に増進し、全体的に幸福で満足のいく生活を送るための要素を重視する考え方です。このアプローチは、精神的・社会的・身体的な側面を統合的に捉え、心身ともに健康な状態を目指します。ポジティヴヘルスを構成する主要な要素は以下の通りです。
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01 身体的状態健康な身体を維持するための活動や食事、運動、睡眠などが重要です。
これには病気予防や治療だけでなく、全体的なフィットネスや体調の維持が含まれます。 -
02 心の状態ストレス管理、感情の調整、精神的なウェルビーイングの維持などが含まれます。
心の健康は人間関係や仕事、生活の質にも影響を与えるため、心のケアも不可欠です。 -
03 いきがい人生の意味や目的、価値観を持つことは、幸福感や満足感に直結します。
日々の生活に喜びや充実感を得る事も重要です。 -
04 暮らしの質健康的なライフスタイルを選ぶことが、ポジティヴヘルスの基盤になります。
食事、運動、休息の質を高め、健康を促進する日々の習慣を身につけることが大切です。 -
05 社会とのつながり人間関係や社会的なつながりの重要性もポジティヴヘルスに含まれます。
支え合うコミュニティ、社会的なサポートネットワークがあることは健康維持において重要な役割を果たします。 -
06 日常機能個人が日常生活の中で行う基本的な活動や機能を指します。
例えば、食事、掃除、仕事、趣味、運動、社交など、日常的に行われるさまざまな活動です。
「くもの巣チャート(レイダーチャート)」
ポジティヴヘルスでは、健康になるために必要なのは『本人主導の対話』だとされています。
その対話を促すためのツールが「クモの巣」と呼ばれる6項目「身体の状態」「こころの状態」「いきがい」「暮らしの質」「社会とのつながり」「日常機能」のレイダーチャートです。
点数の高さよりも、今自分自身がどういう状態にいるかを理解するものです。
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効果
1視覚的にわかりやすい
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効果
2自己改善に役立つ
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効果
3ポジティブなアプローチ
まずは、これを自分でつけてみます。直観でも、じっくり考えながらでも、どちらでも良いです。つけ終わったら、眺めてみて、自分でどう思うか。自分の強みや「こうだったらいいな」「もう少しここをよくしたい」など、全て自分がどう感じるか、考えるか。
自分の心の中に目をむけ、できることから行動すること、これがポジティヴヘルスです。


くもの巣チャート

