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最終更新日:2025.06.15
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がっせぇアート三人展 報告レポート

5月31日(土)~6月7日(土)に養父市八鹿町にあるショッピングペアのマルモスペースで「3人3色inやぶ」がっせぇアート三人展が開催されました。

 

主催のNPOがっせぇアートは障害者支援をしている団体で地域活動支援センター「オンサルデ」の運営や、がっせぇアート展を開催しています。

オンサルデはギャラリー&カフェになっており日替わりランチやコーヒー、また障害者アート作品「がっせぇアート」が楽しめる空間になっています。このカフェでの就労支援や2階部分はアトリエになっておりがっせぇアート美術クラブとして創作・表現活動の支援、また精神障害の当事者による自主的な語り合いや勉強会として「とうじの会」が行われています。

がっせぇアート展は昨年15回目を迎えたがっせぇ作品の展覧会で毎年豊岡稽古堂にて開催されています。この「がっせぇ」は但馬地域の方言で「すごい」や「素晴らしい」などの意味をあらわす言葉です。

 

そんな、がっせぇアートのグループ展が初めて養父で開催されました。がっせぇアート展では一人一点の作品応募となっていますが今回のグループ展では三人の作家に注目し複数の作品を楽しめる展覧会です。但馬在住の三人の作家はそれぞれ異なるスタイルを持っており個々の作品が独自の個性を発揮しています。また作品展示に加えて制作過程や日常の様子も映像を通じて紹介しその魅力を伝えます。

今回この作品展の開催にあたり、運営委員会に参加し、出店交渉や展示計画、動画作成など多岐にわたる活動を実施させていただきました。昨年4月に養父市に移住してきて初めて関わらせていただくなかで運営委員会に参加する中で作家さんの選定や出展交渉、展示計画作成、会場のレイアウトなどの運営に携わらせていただきました。また作家さんに取材させていただき作家さんの紹介パネルや動画作成や上映も手がけ、来場者の方々に分かりやすく作家さんの背景や制作の魅力を伝えることが出来ました。

三人展を通じて作家さんとその家族や支援者、近隣住民との新たなつながり生まれました。普段は関わりのない支援者とも交流が深まり、多様な視点で理解が促進されました。またショッピングタウンペアの近隣住民や八鹿高校の学生など、普段は障害者支援に関わりのない人々との交流の場となりました。これにより地域全体での理解と協力が深まったと感じています。

特定非営利活動法人がっせぇアート
この記事を書いたライター 土居 一雄