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【レポート】令和6年度〈第1回 養父市 リンクワーカー研修〉
こんにちは。ライターの伊木(いき)です。
今回の内容はイベントレポートとなります。
養父市社会的処方推進課では、リンクワーカーの役割や機能を改めて認識し活用することを目的とした【リンクワーカー研修】を開催しています。
この記事は2024年11月28日に兵庫県立 但馬長寿の郷 第3・4会議室にて開催した、令和6年度 第1回 リンクワーカー研修のレポートとなります。
▼昨年度のレポートはこちら
〈令和5年度 第1回 養父市リンクワーカー研修レポート〉
〈令和5年度 第2回 養父市リンクワーカー研修レポート〉
市内の専門職を中心に50名が参加!
今年度、最初の研修ということで何名来ていただけるか不安もありました。しかし蓋を開けると、なんと50名もの方々に参加いただくことができました!
今年度も市内の専門職を中心とした参加者の皆さんと一緒に学びある時間にしていきます。
『ポジティヴヘルス』を学ぶ
今年度の研修で軸にしたのは『ポジティヴヘルス』です。
オランダで生まれたこの概念は「たとえ病気や障害を持っていても、その身体を自分で使いこなし、自分らしくいきがいを持って過ごせているエネルギーを「健康」と呼ぶ」というもの。(ポジティブヘルスジャパン ウェブサイト参照)
今回は紅谷浩之氏にお越しいただき、このポジティヴヘルスを学びました。
対話ツール〈クモの巣チャート〉を使ってみた。
ポジティヴヘルスを学び、実践する際に使用するものがあります。
対話ツール〈クモの巣チャート〉です。
これは本人自身が今どんな状態か把握し、どうなりたいか、そのためにはどうするのが良いか、ということを可視化し、本人自身で考え、実現していくためのサポートツールです。
注意すべきことは、決して評価するものではないということ。あくまで対話のためのサポートツールです。
研修では二人がペアになり、お互いとの対話でツールの実践です。
話し役の方は、記入したクモの巣チャートを使って「書いてみてどうだったか」から始まり、4分間話し続けます。聞き役はただひたすら聞くだけ。
最初は「4分間も話せるかな」と不安の声もありましたが、やってみると案外止まらなくなって時間が来ても話す声が聞こえてきていました。
対話をしている時間は、うんうんと頷きながら相手の話を真剣に聞く方。時折り笑い合うペアも。
出会いと気付きの2時間半
あっという間に2時間半が経過し、研修も終了です。
この研修ではグループや会場で新たな出会いもあります。そこでは新たな考え方や仕事のやり方との出会いもあるのではないでしょうか。
そして今回は新たな概念『ポジティブヘルス』を学びました。もちろんこの考え方がすべてではないですが、この概念によって考え方の幅が広がって、より良い人生が送ることができるといいなと感じました。
アンケートでは以下のような回答がありました。
・「健康」について多様な見方ができました。その人らしさや本人主導を大事にするという観点を、今後の業務の中でも意識したいです。
・健康についての考え方や、固定概念を覆すような時間だった。今後、仕事や日常でも試してみたいと思った。
・何度か実施したことはあるが、よりわかり上手に対話ツールとしてインスピレーションがでるよう楽しみになってきた。
・本人の中に答えがあること。専門性が時に邪魔をするというのは目からウロコだった
クモの巣チャートはこちらから保存、印刷してご利用ください。
▼全年齢向け
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次回の研修もレポートを書きます!