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最終更新日:2025.01.22
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今期、最終回。連続講座〈KANAUカレッジ〉の報告会を実施しました。

2025年1月18日 13:30〜16:30

こんにちは。ライターの伊木(いき)です。

今回の内容はレポートとなります。

養父市社会的処方推進課が主催する連続講座〈KANAUカレッジ〉の報告会を2025年1月18日(土)にやぶ市民交流広場(YBファブ)図書館棟 調理室にて開催しました。

▼過去のレポート

第1回講座 / 第2回講座第3回講座 / 第4回講座

 


 

最終回は炊飯器の並ぶ調理室で。

今回の会場はやぶ市民交流広場(YBファブ) 図書館棟にある調理室です。

ホール棟と図書館棟に分かれており、貸し会議室や調理実習室など公民館機能はそれぞれの建物に分散配置している。ホール、音楽スタジオなどが入り、屋根材には地場製品であった「八鹿瓦」、図書館の壁面には養父市産の木材が用いられている。[Wikipedia「やぶ市民交流広場」参照]

関係者のみを対象としたので、コンパクトなこの調理室がちょうど良い会場となりました。普段は調理をする場所ですが、このような利用も可能です。

 

これまで〜現在のことを発表する機会

昨年8月からスタートした連続講座〈KANAUカレッジ〉は、この報告会で一区切り。

受講生の皆さんには当初、「講座は4回」とお伝えしていました。

しかし、4回だとどうしても出来ることが限られてしまうことから【12月の個別面談】と今回の【報告会】を自由参加で追加したという経緯があります。

【報告会】はこの講座で話してきたモヤモヤやアイデアのこと、そして昨年8月からの期間で小さく実行したアクションのこと、その結果どうなったか等を9枚程度のスライドにまとめてもらい、発表するという内容で実施しました。

結果、5名の方がそれぞれの「これまで〜現在」について発表してくださいました。

さらに今回はお二人のゲストをお呼びしました。

KANAUカレッジと同じく、尾野先生や竹端先生がお手伝いしている講座が全国各地にあります。その中から以前、朝来市で実施されていた〈AsagoLabo〉の中島英樹さんと、岡山県で今も実施されている〈ふくしのえんがわ〉の圓山典洋さんに来ていただきました。

講師のご紹介|尾野寛明さん 、竹端寛さん

 

皆さんに共通していた「自分ごと」

発表は福祉のこと、職場のこと、個人の得意を活かす活動のこと、空き店舗活用のこと、など本当にいろんなテーマの内容がありました。

尾野先生の「まずは小さな小さなハードルを設定して、そのハードルを飛んでみる。失敗してもいい、ありのままを次の講座で話してください」という言葉が皆さんの発表に反映されていて、それを受け止める暖かい講座になっていてとても良いなあと思いながら皆さんの発表を聴いていました。

そんな中でも皆さんに共通していたのは「誰も人任せにせず、自分ごととして考えている」こと。

これって案外できてないかもな〜と、自分を顧みる良い機会にもなりました。

毎回、この講座をやるたびに受講生の皆さんから気付きや勇気をもらっています。

 

多様なあり方を否定しない、安心して話せる場

自分の抱えているアイデアやモヤモヤを他人に話すのは、とても勇気が必要なことだと思います。

「他人に話したって仕方がない」

「否定されたらどうしよう…」

「イメージと違うと思われたくない」

いろんなことを想像してしまって、なかなか話す機会がなくて自分の中に埋もれてしまいがち。

この講座では第1回から一貫して「話してもらう」ことに最も時間をかけてきました。

逆に「聞く」ことに時間をかけたとも言えます。

講座の進行をほぼお任せしている講師の尾野先生と竹端先生は、受講生の話に一切突っ込まず聞くことに集中します。

コメントの時間になると質問や提案をするのですが、そこにもそれぞれのあり方を否定するような言葉はありません。

そして受講生の話が終わると絶対に拍手をします。さらに全員に発言の機会が一度は用意されます。

そうやって安心して話せる場、環境がつくられていったように感じました。

もちろん受講生の皆さんの勇気や一歩踏みだすエネルギーがあったからこそ。

報告会に参加できなかった方も含めて受講生の皆さん、本当にここまでお疲れ様でした。

そしてこれからも応援しています!

 


 

 

KANAUカレッジでは皆さんのモヤモヤやアイデアの言語化をお手伝いしています。

報告会での発表内容のように最終的に出来上がるもの(マイプラン)を実行するかどうかは自由です。

実行しなくても大丈夫。

言語化の過程こそが、この講座の醍醐味です。

来期もやりたいなぁとは思っていますので、何か詳細が決まったらお知らせします。

興味のある方は社会的処方推進課までご連絡ください。

ここまでありがとうございました!

この記事を書いたライター 伊木 翔